今こそ、他日に備える発想で行動しよう
パンデミックを乗り越えるために、自分は何ができるのか。さらにはパンデミックが終息した後に、どう自身の飛躍に結びつく行動を起こせるかを考え、行動に着手することだ。
パンデミックという制約を受けている中にあって、私たちに求められている大切なこととは。
私たちに必要なことは、次の6点に集約されると思う。
先行きが見えず、収入が途切れたり減少したりすると、人間は不安に支配され思考が停止しやすい。最悪の事態を思い描き、心配ばかりしていては、人間は必要とされる行動を起こせなくなる。
SNSを通じて行政機関や他者を批判し、いくら「いいね」をたくさん重ねても、そこにはネガティブな人たちが集まっているに過ぎない。
こうした制約を受けている中にあって大切なこと。
それはパンデミックを乗り越えるために、自分は何ができるのか。さらにはパンデミックが終息した後に、どう自身の飛躍に結びつく行動を起こせるかを考え、行動に着手することだ。
私たちに必要なことは、次の6点に集約されると思う。
1.この機会に配偶者や子供たち、大切な人たちと深いコミュニケーションを図ろう
多忙を理由にして、後回しになっていた大切な事柄について大事な人たちとこの機会に話し合い、相互理解を深めよう。
2.今こそ、知を深め、磨き上げよう
自身の思考と行動をポジティブに変え、新たな知見を得るために、今こそ学習する絶好の機会ととらえて行動を起こそう。
自身のスキルを磨き上げ、チャンスが訪れた際には進んで行動を取れるように、今から準備しておこう。そのために書籍(デジタルブックも含める)が存在する。
3.自分に力を与えてくれる人との関係を強化し、自身もポジティブに物事に対処できる人になろう
学業で優秀な成績を収めた人の中には、過去の方法論で全てが解決できると考えてしまうことがある。それが高じると、出来る方法でなく、出来ない理由を探すことに夢中になり、否定することがさも能力の高さだとする勘違いを起こすケースが起きる。
今回のように過去の経験では解決できない問題に直面し、不安に支配されそうな時こそ、自分に力を与えてくれる人との関係を大切にして生きていこう。そして自身も人に力を与えられる人材になれるように、日々取組んでいこう。
4.この機会に人的ネットワークの棚卸を行い、ネガティブな思考や発信をする人とは決別しよう
自分の周りにはどんな人が存在し、日頃どんな交流を図っているかで、自身の価値は決まる。SNSで他者の批判や愚痴、過去に固執している人とは距離を置き、場合によっては決別しよう。人はなにかを手放さないと、新たな出会いをつかめない。
5.メンターに出会う意識を持って、出会う機会をつくろう
年上の友人(年齢にこだわらず、知見や意見の交換ができる人)、年下の先生(若くとも自分にない知見を持つ人材)と出会い、交流することは自身を高度化させ成長させてくれる。彼らが自分のメンターになってくれたら、それは大きな力となり、拠り所となる。
リアルの世界と異なり、ビジネスSNSなら世代の異なる人たちと出会い、交流することが容易にできる。本物の交流を望むなら、知らないことは素直に学ぶ謙虚さを持ち、相手が備えていない独自の知見を磨き、いつでもそれを提供できる人であるように行動しよう。
6.人生は冒険に出会う旅だ
人生がつまらないと思ったら、それは自身がつまらない人間なのだ。この世の中には素晴らしい人たちが大勢存在し、数多くのチャンスや出会いが待ち受けている。今のような困難な状況にあるからこそ、人生とは冒険に出会う旅なのだと認識し、一度しかない人生を愉しんで生きていこう。